マンモスプロジェクトにガントチャート機能を実装します(リリース後の追記あり)

パラダイスウェアの橋本です。みなさんこんにちは。

この度、弊社のプロジェクトマネジメントツール「マンモスプロジェクト」にガントチャート機能を実装することになりましたので、その背景と機能についてお知らせいたします。

 

[追記] 予告通りリリースしました。プレスリリースはこちらです。

プロジェクト状況を、多くの人に理解してもらうために。ガントチャート機能のリリースと「プロジェクト・起業相談会」開催のお知らせ|パラダイスウェア株式会社のプレスリリース
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000016785.html

 

ガントチャートを導入「しなかった」理由

マンモスプロジェクトでは、タスクの管理方法としてリスト形式、カンバン形式、クリティカルパス形式を採用してご提供してきました。

 

mammothproject

 

ガントチャートはプロジェクトマネジメントの手法として認知度が高いものですが、それを採用しなかったのは理由がありました。

それは、私の約13年に渡るプロジェクトマネジメント経験で数百に上る案件を内部の視点で見てきましたが、「ガントチャートが現場で適切に機能している例をほとんど見たことがないから」です。

 

なぜガントチャートが現代の(特に複雑な)プロジェクトで適切に機能しにくいかは、下記の記事に詳しい説明がありますが、簡単に言うと、「〆切ありきの計画になりやすい」「タスクの抜け漏れに気づきにくい」「各タスクの担当者が〆切しか気にしなくなる」という3つの大きな弊害があるからです。

 

なぜガントチャートはプロジェクトで使えないのか – フロントライン通信

http://frontline.fm/2016/01/14/whyganttchartdoesntwork/

 

例えば、計画時にガントチャートを利用することで、下記のような状況が発生しやすくなります。

・「開発予算の関連で決算までにリリースさせたいからそれまでに間に合う計画を作ろう」

→ 工数見積りが甘いため、大幅に納期と予算をオーバーする可能性があります

・「大体これぐらいのタスクがあって期間はこれぐらいだろうから間に合うな」

→ タスクの抜け漏れが発生して大慌てという状況になります

・「自分のタスクは来週末までが〆切なので着手は水曜日でいいだろう

→ 各タスクが少しずつ遅延してプロジェクトのバッファを食いつぶしてしまいます

 

つまり、こうしたやり方は現実(実工数やタスク同士の繋がり)に即していないため、すぐにプロジェクトの失敗につながるのです。

 

 

また、ガントチャートを管理するのは時間がかかり、日々状況が変化するシステム開発などのプロジェクトでは、「前日までの変更を反映するので手一杯」という状況になって「プロジェクトの現在を把握する」という重要な目的にそぐわない状況も発生しやすくなります。

(計画立案の際にガントチャートを作成したものの、管理が大変なためにすぐに形骸化してしまったプロジェクトを見たことはありませんか?)

 

こうした理由から、マンモスプロジェクトではガントチャートを採用せず、現場でプロジェクトの現在と全体像を掴みやすい3つの機能を実装しました。

 

 

ガントチャートを実装した理由

しかし、マンモスプロジェクトを実際にリリースしてみると、お客様から「ガントチャートでも見たい」というご要望をいただくようになりました。

このニーズはどこにあるのか。いろいろと考えてみた結果、ガントチャートは「計画の合意」という意味で重要な役割を担うのではないか、と考えるようになりました。

 

プロジェクトを円滑にマネジメントして成功に導くには、下記のプロセスが重要です。

  1. まずやらなければならないタスクを抜け漏れがないように洗い出して計画として正確に組み立てる
  2. さらにプロジェクトの現状をできるだけリアルタイムで把握する
  3. 把握した状況を柔軟かつ速やかに計画にフィードバックする

現場主導でプロジェクトを成功させるにはこの3つのプロセスで十分なのですが、企業で行うプロジェクトの場合、やはり納期やそれに紐づく予算について、特にマネージャーやクライアントと合意する必要があります。このとき、ガントチャートは有効な表現方法になるのです。

つまり、ガントチャートは計画立案と現状の把握には向いていないが、上司や外部に対して説明する際には分かりやすい表現方法だということです。

 

マンモスプロジェクトの場合、既に一つのプロジェクトをリスト形式、カンバン形式、クリティカルパス形式で把握できるため、現実を反映した計画を作成し共有することが可能となっています。

そして、ここにガントチャートを導入することで、よりプロジェクトの状況を多くの人に理解してもらうことができるようになる、と考えたのです。

 

また、マンモスプロジェクトでは、今後の実装予定として、プロジェクトの見積りや実際のコストを正確に把握できる機能を導入することを進めています。

この際にも、ガントチャートは優れた表現方法として活用することができると考えています。

 

マンモスプロジェクトはまず「プロジェクトメンバー(現場)がハッピーに仕事ができるツール」として設計を始めましたが、今後は組織内や外部の協力者など、「プロジェクトに関わる人全員がハッピーになるツール」として開発を進めていきます。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

ガントチャートビューの使い方

ガントチャート使い方

クリックで拡大表示

1. 新規タスクの作成

新規タスクを作成する時は、このボタンをクリックして作成することができます。プルダウンをクリックすると、サブプロジェクトを作成することができます。作成した新規タスクやサブプロジェクトは一番下に表示されます。

2. タスクの詳細表示

タスクの詳細情報を表示するには、タスク名をダブルクリックしてください。

3. マイルストーンとタスク

終了日時が設定されていないタスクはマイルストーン、設定されているものはタスクとして表示されます。タスクやマイルストーンの関連性を示すクリティカルパスは、プロジェクトマップで変更することができます。

4. タスク期間の移動

タスクバーをドラッグ&ドロップすることで、期間全体を異動させることができます。

5. タスク期間の調整

タスクバーの端をクリックしてドラッグ&ドロップすることで、期間を縮めたり広げたりすることができます。

6. タスクの拡大表示

タスクバーをダブルクリックすると、そのタスクを最大表示することができます。

7. 表示期間の詳細化と拡大

ガントチャートの期間を詳細化したり拡大したりするには、+ボタンもしくは−ボタンをクリックしてください。

8. プロジェクト全体表示

ガントチャートの表示期間をプロジェクト全体に合わせるには、「プロジェクト全体」ボタンをクリックしてください。

9. タスク期間の自動調整

前工程と後工程を隙間なく連続で設定するには、「前後のタスク日時を繋げる」をクリックしてください。この処理は元に戻すことができないため、ご注意ください。

10. 画像へのエクスポート

ガントチャートを画像(pngファイル)でエクスポートすることが可能です。

 


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