【業務改善】 緊急事態に対応するプロジェクトマネジメント【仕組みのアップデート】- だれプロラジオ書き起こし#27

橋本:皆さん、こんにちは。パラダイスウェアの橋本です。

中島:中島です。

古長谷:古長谷です。

橋本:だれプロラジオ第27回は?

古長谷:「緊急事態に対応するプロジェクトマネジメント」です。
 

緊急事態の影響

橋本:まさに今、丁度この収録してる日がですね、緊急事態宣言開けなんですけど、本当に新型コロナウイルスで仕事の遣り方が変わった方は、激変した方は結構多いんじゃないかなっていう。まぁリスクって言うかね、プロジェクトって緊急事態ばっかりなんですよね、基本的に。そういう緊急事態にどうやって対応するかっていう話なんですけど。

これがね、人間って群れで生きるじゃないですか。社会を作って生きるので、サバイバル的なシチュエーションに、まさに今の世界中がそうなってるわけですけど、緊急事態をどれぐらい想定してるかが重要だと思うんです。

どういう事かと言うと、例えば大企業とかで仕事をしているとします。大企業も1つの社会なので、そういうものがどうやって成り立っているのかというと、仕組みで成り立っているわけです。例えば、何万人もいる会社だと、その1人ひとり当然個性が違うし考え方も違うわけで、自分が「何があるとハッピーか」みたいな価値基準も違うじゃないですか。

長年1つの会社に居ると、その辺がなんとなく纏まってきたりもするんだけど。それはどうやって纏まってくるかというと、会社の仕事のやり方であったりとか、どういう判断軸で仕事を進めるかとか、ルール、これをやってもいいです、これはやっちゃ駄目です、みたいなものを作っていく事で、それが可能になるわけです。

別に、大企業だから悪いって話ではないんだけど、大企業って今の説明の通り、どうしてもルールが多くなるわけです。そして、ルールって言うのは、前提の下に成り立っているので、新型コロナウイルスとかは誰だって想定してなかった事態。世の中がちゃんと普通に動いていて、皆当然会社来るよねっていうベースで組んでたルールが全部通用しなくなっちゃうというのが、今回の一番大きなポイント。

僕が見てる中だと、比較的スタートアップとか、中小企業とかのほうが影響が多分少ないんですよね。仕事を貰っている会社が、凄くダメージくらっちゃって大変みたいな会社も勿論沢山ありますけど。個人事業主の人とかも基本的にそんな変わらないみたいな人が多いです。

そういう人達はルールが無いから、新しい仕組みを作ったり、ルールを変えたりする事に、そんなに抵抗が無いんですよね。ただ、今回の新型コロナウイルスが示した事みたいなのって、前提をどれだけ疑うかって言うか、考えるかみたいなのが、実は結構大事なんじゃないかなみたいな。
 

緊急事態への備え

古長谷:「いつまでに必ずこうする」みたいな事が決めきれない時のプロマネって意思決定が難しいです。PMの意思決定は多くの人に影響を及ぼすので悩ましいのですが、橋本さんってどういう風に判断してるんですか?

橋本:僕は、あんまり前提を置かないんですよ、さっきの話で。

中島:作らないんですね。

橋本:若い頃ね、パレスチナとか、ボスニアとか行ってたじゃないですか。例えば今って海外旅行って、極端な話荷物持っていかなくても問題無いんですよ。パスポートとチケットとクレジットカードだけ持っていけば、なんとかなるじゃないですか。

でも僕が学生の時にそういう中東とかって、そういう世界じゃなかったので、キャッシュはドルで持っとかないといけないし。足りなくなったら向こうでお金が引き出せるかどうか分からないとか、そういう想定しておかないといけない事がいっぱいあって、そういう若い頃の個人の経験、学生時代の論文書く為の調査みたいなものがもしかしたらベースにあるのかもしれないですね。

だからプロジェクトやる時も、「うちの会社こういうやり方を今までやってきたから、じゃあこうしましょう」みたいなやり方じゃなくて、「今回のプロジェクトで一番効率的な遣り方多分これだと思うんです」っていうのを最初に関係者に伝えて、それでオッケーってなったら、もうそれでいいじゃんっていう。

だから今新型コロナウイルスでリモートワーク、テレワークをやる、やらない、みたいな話あったけど、もうとっくの前からIT を使ってそういう仕組みを作ってるので、僕が関わってるプロジェクトは全部それでいけてるんですよね。

とは言えIT を使った仕事の仕組みっていうのが、導入しやすい業界とかビジネスと、そうじゃないビジネスっていうのは勿論あるけど、「今までこうだったからこう」っていうやり方を続けてると、こういう時にね、凄いダメージになる。

中島:そうですよねー。

古長谷:そうですね。

橋本:IT でもやっぱり、無駄なルールが多い会社って、外部からどうやって会社のシステムにアクセスするんだとかって整備されていなくて、それで混乱してる企業沢山あった。予めね、色んなケースを想定して仕事の仕組みを組み立てるっていうのをやったほうがいいですね。
 

定期的な改善の重要性

橋本:「上手く回ってるものを変えるな」っていう考え方もあるじゃないですか。「上手く回ってるものを変えるな」って言ってたら、IT でもよくあるんですけど、20年前のシステムを使い続けてる会社とかってあるでしょ?

中島:ありますね。

橋本:20年前のシステムって、作った人がもう居ないわけなんで、これを「流石にガタが来てるんで変えたいです」って言った時に、物凄くお金が掛かるんですよ。だから、ルーチンワークで上手くいっているっていう業務でも、やっぱり定期的に見直していってアップデートしていかないと、後でそのツケを返す事になるので、これを機にですね、色々見直したほうがいいんじゃないかなとは思います。

古長谷:コロナ渦前は、世の中が変わっていってるいう事や潜在的な問題に気付きにくかったですよね。

中島:そうですよね。まともな社会システムが、正常に普通に動いているからこそ成り立っていたっていうものが、家から出れないっていう1つのルールだけで結構崩れちゃって。それこそ会社のイントラからしか入れないファイルやらシステムなんかがある所はもう厳しいですよね。

橋本:僕も当然そういうの関わる事あるんですけど、でもこれイントラしか本当に入れなくていいですよね?余裕があったら、例えばVPN接続とかで、セキュアな形で入れるルートを作りませんかみたいな事は当然言うので。何かあった時の為の対策みたいなのはどれぐらい想定出来るかっていうのは結構大事ですよね。
 

まとめ

橋本:じゃあ、今回のまとめとしては、緊急事態に対応するプロジェクトマネジメントですね。どれぐらい想定するかっていう話もあるんですけど、自分達が作っている生活や仕事の仕組みの前提をどれぐらい疑うかに掛かっていると思うんですよね。

だから、今例えば会社の仕組みはこれで回ってるけど、この仕組みが使えない時はサブとして何が持てるのか、社員がビジネスを最低限回せる仕組みって何、みたいなのは考える必要があるかなーと思います。

もう1つはですね、世の中にはいろんなビジネスあると思うんですけど、僕らみたいなプロジェクトベースで働ける人はどんどん積極的にツールを導入したりとかして、場所を問わない仕事の進め方っていうのは進めたほうがいいと思います。

僕自身は、企業の業務改善のプロジェクトやる事もあるんですけど、ルーチンワークで上手く回ってるからと言って、それを見直さないと後々大変な事になるので、上手く回ってる業務でも随時見直しを入れていって、その時にIT ってやっぱり便利なので、使えると思うので、定期的な見直しはしたほうがいいかなと思います。

という事で、だれプロラジオ第27回は…。

古長谷:「緊急事態に対応するプロジェクトマネジメント」でした。

中島:この動画が役に立ったと思ったら、グッドボタンとチャンネル登録、是非よろしくお願いします。それではまた次の動画でお会いしましょう。ありがとうございました。

橋本:ありがとうございました。

古長谷:ありがとうございました。

 

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