【辛いけど】プロマネを楽しくする方法【ビジュアル化】- だれプロラジオ書き起こし#32

橋本:皆さんこんにちは。パラダイスウェアの橋本です。

中島:中島です。

古長谷:古長谷です。

橋本:だれプロラジオ、第32回は。

古長谷:「プロマネが楽しくなる方法とは」です。

橋本:今回はちょっと建設的な話です。

中島:そうですね。いや、いつも建設的ですよ。笑

橋本:その話をしたいなと思っています。
 

プロマネ、楽しめていますか?

橋本:プロマネって、あまりいいイメージがないじゃないですか。それに、責任がすごく大きいですよね。安くないお金が動いて、ビジネス的な目標を達成しないといけないっていう責任を負う仕事ではあるので。どういうポジションをやるのかや、プロマネとして何を担当するかでも変わるけど、責任は大きいので、辛い面がありますよね。

中島:正直なところ、あまり楽しいイメージはないですね。

橋本:辛い面がフォーカスされがちなところを、あえて楽しくする方法は何かあるかということです。

中島:僕が一番気になっているのは、やっぱり橋本さんは楽しんでやっていますよね。

橋本:本当ですか。すごく毎日しんどいですけどね。

中島:しんどいけど、他のプロマネよりは楽しそうかなって思います。マンモスを作っているときに主に一緒にやるから、楽しい面を見ているのかな。

橋本:それはある。自分がオーナーのプロジェクトだから。でも他のプロジェクトも楽しくやっています。

中島:いろいろ言うと語弊がありますけど、プロジェクトによって結構テンションが違いますよね。

橋本:それがこれからお話しする、楽しくするコツです。仮に9割楽しくない、辛い仕事だとしても、1割程度が残っていれば、割と何とかなるんですよ。辛いだけの仕事って、デザインでも多分、そうだと思うんですけど。

中島:なかなかいいものが出づらくなっちゃいますしね。そうなってしまうと。

橋本:そうそう。だから、それを形にするためにどうすればいいか、というお話しできればなと思います。

中島:いいですね。
 

プロマネを楽しむコツ

橋本:古長谷さんは何かある?こういうふうに楽しくなるように気を付けています、ということ。

古長谷:始まるときに、好きな人としかプロジェクトをしないっていう、そもそもの前提を頑張って守っています

中島:確かに。

古長谷:それ以降は、割とどうしようもないことが多いですし、まだ私ではコントロールできていない感じです。

橋本:さっきの話もそうだけど、人を選ぶっていうのは、この人とやればこういうものができるっていうイメージがすぐつくのでとても大事です。ビジネスでもクライアントワークでも、相手の担当者を好きであったり信頼できるかどうかはすごく大事ですよね。最初のほうのラジオで、座組みをすごく重視します、という話をしたことがあると思うんですけど、やはり人はちゃんと選ばないといけないですね。

古長谷:「信頼できる人と仕事をする」というところだけは守るという感じですよね。

中島:そうですね。フリーランスとか、自分で会社をやっている方は選べると思うんですけど、会社員とかだと選べませんよね。

橋本:会社員でも、好き嫌いで選ぶのはまずあり得ないとして、この人はここをちゃんとやってくれるとか、この人の持ち味はここ、みたいなのを分かっていれば、ある種、戦友みたいな感じになっていくんですよ。

中島:それはありますね。確かにね。

橋本:そういう関係性がつくれるかどうかですね。背中から撃つみたいな人がいたら、それはまず成立しないですね

中島:しないですね。

橋本:チームワーク、チームメイト、いろんな立場とか役割はあっても、ちゃんとチームを組めるかどうかは重要ですよね。だって一つプロジェクトを業務時間内だけで見ても、1日8時間、ずっと一緒に仕事をするわけなので、信頼関係がないと、楽しい、楽しくない以前の話になると思います。

古長谷:そもそもプロジェクトは、時間もお金も人も、あらゆる余裕がない中で進めますもんね。

橋本:基本的に余裕がないプロジェクトがほとんど。

古長谷:人に優しくできる余裕がないときに、どう接するかはすごく大事だなと思う

橋本:大事。その辺のチームワークと、あと相手が信頼できるかどうかの確認することが必要ですね。僕が気を付けていることとしては、プロジェクトの初期は特に、「これをやりたい、あれをやりたい」など、人によって要望がたくさんあるじゃないですか。それをできるだけ具体的に絵に落とす。絵に落とすということをとにかくプロマネとして気を付けていれば、意識がまとまるんですよ。

中島:具現化した目標を立てる、みたいなことですか。

橋本:そう。例えば、あるサイトを作りたいです、という話があったときに、営業の人はこういうことをやりたいと思っていて、デザインの人はこういうことをやりたいと思っていて、システムの人はこうであってほしいって思ってりいて、考えているものが全然違うんですよね。そのままプロジェクトを続けていくと何が起きるかっていうと、立場ごとの対立なんですよ。

中島:そうですね。

橋本:何か思い出した?

中島:思い出しますね。

古長谷:そこがうまく働けばいいんですけどね。

中島:うまいこといけばいいんですけど。

橋本:ただ、プロジェクトは一期一会なので、この人が信頼できるかどうかって、最初に関係者全員で分からないケースが多いですよね。

中島:分からない。

橋本:だから、絵に落とすと今度は何が起きるかというと、一つの方向を向いて議論ができるようになるんです。それは概念図でもいいし、それこそデザインでもいいし。僕はクライアントワークでよく最初にやるのが、ロゴ作り。やるじゃないですか。

中島:やりますね。

橋本:ロゴはみんなの意見すごく出しやすい

中島:出しやすい。

橋本:わくわくしてくる時だから意見が出る。

中島:みんながテンション上がるポイントなんですよね、あれはね。

橋本:ロゴ作りを最初に持ってくる。あとは複雑なプロジェクトでも、書いた図が、自分が出した図が正しいかどうかは別に問題ではなくて、そこに対してみんながいろんな意見を言えるようにするのがポイント

中島:確かに。

橋本:これをやると、最初に意識がそろうんですよ。そうなると、いざこざがなくなるので、楽しみながらプロジェクトを進められる。

中島:なるほど。
 

仲良くなりすぎてもいけない

橋本:よくチームビルディングで、飲み会などいろいろやるじゃないですか。別に飲み会自体は全然やってもいいと思うんですけど、飲み会に頼ったら駄目なんですよ。クライアントと仲良くなる、というアプローチもあるでしょう。

中島:ありますね。

橋本:だけど、それって割と諸刃の剣で、うまくいっているときは仲いいからっていろいろ融通も利くんだけど、状況がシビアになってくると、お互い言いづらくなっちゃうんですね。だからPM はその利害の調整が仕事でもあるので、その仲良くなるアプローチは、個人的にはどうなのかなと思っています。

中島:確かに橋本さんとやるプロジェクトって、そういう飲み会とかあまりないかな。

橋本:やっても打ち上げとかでしょ。

中島:打ち上げとかですね。そういう会をやったからといって、うまくいっているかっていうとそうでもないしな。

橋本:そうでしょ。飲み会に依存しないってことですね。
 

プロマネを楽しくする方法

橋本:では、プロジェクトを楽しくする方法のまとめですね。

一つ、信頼できる人と仕事をしましょう。これは大前提ですね。
一つ、できるだけビジュアル化することですね。一つの絵を基に意見を出し合えば、ポジションごとの対立がなくなるので、コミュニケーションがすごくスムーズになりますと。

他にも幾つかコツはあるので、それはまた別の機会にお話しできればと思います。では、だれプロラジオ、第32回は。

古長谷:「プロジェクトが楽しくなる方法」でした。

中島:この動画が良かったと思ったら、グッドボタンとチャンネル登録をぜひよろしくお願いします。それでは、また次の動画でお会いしましょう。ありがとうございました。

橋本:ありがとうございました。

 

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